斑入りモンステラと言えばまずはこの種ですね。
どんな方でもこの種に憧れてモンステラの世界に入られるほどの代表格です。
ボルシギアはデリシオーサの変種とされ(deliciosa var.borsigiana)、こちらも大きく育ちます。
葉の大きさは30センチを超えてとても見ごたえがあります。
「ホワイトタイガー」「アルボ」などの呼び方がありますがどちらも同じものを指します。
ハーフムーンは葉のちょうど半分が白色と緑となるもので最上級とされます。
この種の栽培でもっとも注意すべき点は葉に茶色のシミをつけないに努力することです。
葉の白い部分には葉緑素がないためもともと性質は強くないのですが、白い部分は少しの環境変化や水の量などによって茶色く変色してしまいます。
長年の栽培で思うのは季節の移り変わりに植物が対応する時、植物にとって負担となる白い部分を自ら枯らし変化に対応しているように感じます。
また、サトイモ科の植物は根から吸収した水分で過剰な部分は葉から水滴として排出する性質があります。このとき、葉を通過する水分量が多いと茶色く変色してしまうことがあるように思います。たくさん水やりした翌日に昨日まできれいだった白い斑入り部分が茶色に変色しているのに気づくことがあります。
環境の変化をいかに最小にするか、という点で一年中室内管理することが必須の種類です。
斑の部分は曇りの日でも簡単に葉焼けしてしまうほどデリケートです。
このようにデリケートなところがある本種ですが、一度リビングなどの環境に適応してしまうと一年に8-10枚もの葉を増やすくらい生育が旺盛になります。一度チャレンジしても面白そうですね。
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