斑入りモンステラの増やし方としてよく行われるのは頂芽挿し(ちょうがざし)ですね。
先端の2-3枚の葉を付けた茎を10-20日くらい花瓶などに生けておくと白い根が少しづつ伸びてきます。
このあとすぐに用土植えにすると急激な環境の変化でせっかく伸びた根の伸びが止まりうまくいかなくことがよくあります。
斑入りモンステラの場合は緑葉のモンステラに比べてとりわけデリケートなところがありますので用土植えにする前に水苔(みずごけ)植えにしたりヤシガラ植えにして根を慣れさせる手順を取るとより安心です。
以下に、水栽培で発根させたあと、それぞれ水苔植えとヤシガラ植えにして2-3カ月程度経過した状態の写真を掲載します。
カットしたモンステラの頂芽
水苔植え
ヤシガラ植え
どちらもとても順調に根を伸ばすことが出来ますので、このような状態になってから培養土などに植え付けるとスムーズに成長を続けることが出来ます。
ですが、それぞれの場合で注意していることがありますので以下にご紹介します。
水苔植えの注意点
①なるべく良質の水苔を入手してください。もともと劣化しているような商品もありますので注意が必要です。最近は入手が難しくなってしまっていますので悩ましいところです。
②写真の状態程度で培養土植えに移行したほうがいいです。(これ以上根を張りすぎると水苔を外すときに細根をかなり傷つけてしまいます)
ヤシガラ植えの注意点
①ヤシガラを使用する前に一週間程度水を張ったバケツに入れて2回くらい水を交換してください。(袋から出したばかりの状態だと塩類などを示すEC値が高く、根の伸びへ悪影響を及ぼす恐れがあります)
斑入りモンステラの増やし方② 茎伏せ
斑入りモンステラを増やす方法には茎伏せ(くきぶせ)とよばれる方法があります。モンステラの茎には葉の数と同じ数の節があります。1つの節には1つの伏芽があり上手に…