ポトスエクセレントはエンジョイの突然変異により生まれた品種と思われていますが、登録者の浅岡園芸様によりますとポトスマーブルからの突然変異により生まれた品種とのことです。
言われてみると細長い葉の特徴はマーブルの特徴を受け継いでいるような気がしてきます。
ポトスマーブル
ポトスエクセレントはポトスグローバルとともにもう生産中止となったレア品種となりますが2022年にごく少量出荷されました。とはいえ、一般には入手できないほどの少量でしたのでレア品種には違いありません。
先祖であるポトスマーブルはホームセンターやスーパーでもよく見かけることが多い定番のポトスですが、販売時の美しい姿を維持するのは簡単ではありません。やはり白い部分が多いので栄養を作り出す光合成能力が乏しく、また白い部分は様々な要因で茶色くなりやすいため栽培には試行錯誤が必要です。
まず、室内管理を基本としたほうが葉はキレイに維持できます。屋外管理だと少しの光量でも簡単に日焼けしてしまいます。温度条件については、冬季の温度には十分に注意が必要です。マーブルは低温が苦手なところがありますのでリビングの一番暖かいところに置いてあげてください。
それと、斑の多い品種は根も繊細なことが多く、根腐れに十分に注意する必要があります。植え付け後、根の活着が十分に進むまでは肥料を控えること、水やりもしっかり乾燥させて根を空気に触れさせるイメージをもつようなメリハリのある水やりをして根腐れ対策としたいところです。
ポトスエクセレントはこのようなマーブルの性質が基本にあり、さらにマーブルよりもだいぶ葉が小さく矮性ともいえる品種ですのでとても挑戦しがいのある品種であることは間違いないですね。成長速度はポトスグローバルよりも少し遅い感じがします。全く動きがないというものではありません。