ポトス グローバルは生産中止となった今でもその魅力から多数のファンがいます。
ここでは、
ポトスグローバルの様々な斑のパターンをご紹介し、ポトスグローバルの見分け方についても見ていきたいと思います。
レモンイエローの入る多色葉(マルチカラー)
手前の大きな葉をみると、中心には①レモンイエローが入り、外側に向かい①レモンイエロー⇒②白⇒③うすい緑⇒④緑⇒⑤濃い緑となんと5色もの色が入っています。
それだけではなく、レモンイエローのなかにも緑が入っていたり、全面に緑の色素が散りばめられていたりしてとても複雑です。
ハーフムーンの葉
上の方の2枚の葉は半分緑、半分斑入りというハーフムーンとよばれる斑の入り方です。
ハーフムーンは斑入りモンステラの世界では最高峰と言われる斑の入り方ですね。
グローバルのすごいところはこのあと散り斑の葉になったり典型的なグラデーションの葉になったりととにかく変化していきます。新しい葉が出てくるたびにワクワクさせられ飽きることがありません。
シルバー色の葉
ごくごくまれにですがシルバー色の斑が入ったりします。緑と白の境界近くならこれに近い色素が出てもよさそうですが、よくみると葉の中心近くに突然シルバー色が出ているのでとてもびっくりさせられます。
フルムーンに近い葉
ほぼ斑が葉の全面に入るような葉(フルムーン)も出てきます。非常に美しく造り物のような雰囲気もあり見ていると不思議な気分にすらなってきます。本当にキラキラしています。
ポトスグローバルの見分け方
上の写真はすべてグローバルですが斑の入り方は一枚一枚違っていますね。
ですが、葉の中心がレモンイエローとなっている葉が株のなかに一枚はある、という個体はグローバルです。ポトスにはたくさんの品種があるのですが今のところ筆者が知る限りこの性質をもつのは本種だけです。
2-3枚の葉だけだとレモンイエローの入らない場合があるのは当然ですが最初のうちは上記のような特徴のある個体を入手されることをお勧めいたします。
レモンイエローの斑が入らなくてもグローバルの特徴はわかりやすく、見慣れると迷うことはなくなります。
上の写真は黄色味の鮮やかなツルを集めたものです
ツルによってはもっと緑っぽい色のものもあります。
しばらく緑っぽい葉が続いた後でもレモンイエローの葉を展開し出すことはごく普通のことです。
ポトスグローバルは個体差が大きいという印象はありません。
むしろ、
光線をどの程度当てるかによっても葉の色味は変わってきます
・暗めに育てる⇒緑っぽくなる傾向にあります。(暗い所で育てると、植物は少しでも光合成をするために新しい葉には緑の部分を増やそうとします)
・明るめに育てる⇒白っぽくなったり黄色っぽくなるような傾向にあります。
季節によっても出てくる葉の雰囲気はだいぶ違ってきます
筆者の印象ではこれは他のポトスにも言えるかも知れません。冬の時期のポトスは特に美しい葉がよく出るようにも感じています。いかがでしょうか?
緑っぽかった葉の色がだんだんと明るい色味になるグローバル
ポトスグローバルはポトスステータスとよく似ていると言われることがあります。
ポトスグローバルもポトスステータスもどちらもポトスエンジョイの枝代わりと言われおりとても美しいです。親が一緒ですので似ていて当然なのですが、葉の大きさと葉の色に以下のような違いがあります。
違い1 葉の大きさ
ポトスステータスの葉はグローバルの葉よりももっと大きく丸くずっしりしています。そして少しカールしています。
違い2 葉の色
どちらも白をベースとした葉があったり、ふち取りに濃い緑が入ったりしてよく似ていますが、グローバルの葉には中心にレモンイエローの斑が入ります。すべての葉に入るのではないのですが、1本のツルがあれば1枚くらいはレモンイエローの葉が含まれているという印象はあります。