「テルノ」という言葉ではじまるポトスをお聞きになったことはあるでしょうか?
ポトス育種家の伊藤輝則様による登録品種は「テルノ」という名前を冠しています。伊藤様の登録された品種はたくさんあり、「テルノシリーズ」と呼ばれたりしています。伊藤様ご自身も非常に有名な方です。
この記事では「テルノシリーズ」のなかで2022年にテスト販売され大人気だった「テルノエスプリ」をご紹介いたします。
筆者は2022年のテスト販売時に同品種を入手し、継続して育てておりますので栽培者目線で品種の特性をお伝えいたします。
テルノエスプリは2023年に出荷予定とされるポトス新品種となります。
ポトス新品種テルノエスプリ~ポトス界の貴公子~
一見するとゴールデンポトスのような雰囲気ですが、ゴールデンポトスの地色は濃い緑色であるのに対してエスプリの実物をみるととても地色が黄色いです。
このため普通に撮影すると以下のようにかなり黄色なってしまいうまく撮影することが難しいです。
実物はとても美しいです。キャッチはポトス界の貴公子とされています。
エスプリって何?
「エスプリ」という言葉の意味を調べてみました。
フランス語のespritからきているようで英語でいうスピリットなどに相当し精神、霊魂などの意味をもつようです。
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(イメージ写真は筆者の独断的な解釈により選定したものです)
テルノエスプリのルーツ
テルノエスプリのルーツはライムポトスで、直接の親はテルノシャンゼリゼです。
ルーツがあのポトスライムのため地色が非常に黄色く美しいのだと納得できますね。
ポトス ライム
栽培してみた感想
栽培してまず最初の感想はとても丈夫な品種だということです。
成長期には直射日光を避けながら屋外管理していましたが特に葉焼けするようなこともなくツルもどんどん伸ばしていきました。気が付くとモリモリの立派な姿になっていました。
これも先祖がポトスライムという非常に丈夫な品種だというところから来ているのかもしれませんが、きっと育種された方のご苦労ゆえですね。
また、黄色地に入る白斑はとても豪華な印象です。
冬の寒さに対しても苦手という印象はありませんのでとても育てやすいかと思います。
これからポトスにチャレンジされる方にもおすすめの品種です。