ポトスを冬越しさせる時に一番大事なのは温度を保つことです。
ですが、ポトスを寒い部屋にしか置けない時、どんな保温の方法があるかご紹介いたします。
近年の電気代の値上がりなどを考慮し電気代などがかからない前提で考えました。
ポトスのふるさとソロモン諸島とはどんな気候?
夏は短く、暑く、冬は短く、暖かく、風が強く、年間を通じて蒸し暑く、湿度が高く、本曇りです。 1 年を通して、気温は 22°Cから 31°Cに変化しますが、21°C 未満または 32°C を超えることは滅多にありません。
(出典 weaher spark)
この記事を執筆しているのは2月ですが、ソロモン諸島の2月の平均気温は27℃です!!
できるだけ寒さを避けたいです
ポトスが快適と感じる温度は上記のとおり21-32℃のようです。
ですが、日本の冬とはかけ離れており再現するのは難しそうですね。
安全に冬越しするには最低10℃ほどの温度を保つ必要があると言われます。この温度を下回ると、春を迎えるまえに少しづつ弱ってきて葉を落としていってしまいます。
このため、普段人がいる暖かいリビングで過ごすのが一番なのですが置き場所の問題でリビングに置くことが出来ない場合があるかと思います。
たくさんの植物を栽培されている方などは室内に数10~100程度の植物がある場合があり、すべてをリビングに置くことは現実的ではありませんね。
この記事では、普段人のいない部屋で加温することもできない時、どんな保温方法があるのか考えてみます。
人が普段いない部屋はとても寒いです
最近の住宅は断熱性能が高いため昔の住宅ほど寒くはならないと言われています。また戸建てよりもマンションの方が寒くなりにくいと言われています。
とはいえ、人が普段いない部屋はポトスにとってはとても快適とは言いにくい温度になってしまいます。
温度が不足するなら日当たりのよい場所に置けるといいです。
これは、植物は最低温度を下回ったとしても暖かい温度で過ごせる時間があると枯れずにもちこたえてくれることがあるからです。
加温設備がない場合の冬越し方法1
温度が不足すると成長は鈍くなり、しばらくすると全く動きが見られなくなります。春まではそのまま枯れずにいてくれるだけでも十分と思ってしまうかと思います。ですが、寒さによる傷みがひどいと春からの成長も望めなくなってしまいますので、費用のほとんどかからない方法で保温できるか試してみました。
下の写真は苗カバーとよばれる透明のプラスチック製のカバーです。
いくつか小さな穴が開いていて蒸れないように配慮されたものです。こちらを設置して約1カ月となりますが、全く動きがなかった苗にも新芽が動き出し、多少の保温効果があったのではないかと思っています。
苗カバーはホームセンターなどで200-300円程度で購入できます。
無加温で新芽を出したポトス エメラルド
加温設備がない場合の冬越し方法2
衣装ケースを上からすっぽりかぶせる方法もあるようです。
衣装ケースをかぶせる時の注意
蒸れないように下に隙間をつくって空気の通り道を残してください。
用土にカビが発生した時
もし用土にカビが発生したら暖かい日に外の風に当ててください。可能なら殺菌剤で消毒すればほとんど気にならないくらいになります。